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コスモグラフとは?

いま、ロレックスのデイトナに多くの人たちが注目をしていますが、ロレックスのデイトナは正確に言えば、「オイスターパーペチュアル・コスモグラフ・デイトナ」です。オイスターというのは、高い防水性のあるケースのことを言います。そして、パーペチュアルというのは、自動巻機構を持っているということです。

コスモグラフといえば、言葉の中には、宇宙という意味が含まれていて、デイトナは、モータースポーツをイメージさせる言葉であり、意味を追求すればちょっとバランスが悪いという感じもするのではないでしょうか。
コスモグラフという言い方を、私達は、当たり前にしていますが、実際には、コスモグラフという言葉は存在せず、造語です。コスモ(COSMO)は、語尾に「-S」を付けて宇宙を表現します。「グラフ」は「図形、図式」と言った意味です。 コスモグラフは、宇宙を記録するという感じでしょうか。

スイスが本拠地であるロレックスがコスモグラフ・デイトナを市場に送り出したのが1960年はじのことです。そのとき、ロレックスは非常にアメリカを意識していたとも言われています。もちろん、巨大マーケットということで、そのような認識は、やむを得ないでしょう。

初期のコスモグラフ・デイトナの文字盤に注目すれば、「DAYTONA」という印字がないモデルがあり、つまり、コスモグラフのみということになります。

もともと、コスモグラフというネーミングがベースとして存在して、デイトナというのは、ロレックスにとって付加の付け加えという感じがあります。

ロレックスも、1958年のNASA(アメリカ航空宇宙局)発足を大いに意識しただろうということはほぼ間違いがありません。実際には、コスモグラフ・デイトナは、アポロ計画に採用されることを大いに意識して開発された時計とも言われています。しかし、残念ながらその競争にはロレックスは、オメガの時計には負けてしまうことになります。

しかし、ロレックスの時計は、コスモグラフという路線を外すことなく、次の路線へとシフトして行くことになります。それがまさに、デイトナの、レース用モデルとしての戦略だったのです。

1959年の「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」の完成があり、付加のデイトナがプラスαネイミングされることになります。

いかがでしょうか。このようにして、コスモグラフデイトナという一見矛盾にも見える名前がつくことになります。